初めは1キロの標識まで歩こうと思っていた。
その手前で ほかのパーティーの女性が もう少し行くと
お仲間が登っているのが見えるところがあると教えてくれた。
それならそこまで頑張ろうと思って歩き出した。
疲れすぎて帰りに何かあるのが心配だったが そのころから
道端に赤い果実がばらまかれたようにたくさん見かけるようになった。
それに励まされて歩き続けた。
まだ見えない…もう少しがんばって・・・
頂上が見えてきた。
とうとうがんばっている仲間が見えた。
部長にここで帰ると電話した。
こっちからも見えるという返事だった。
みんなが私の方を見ているようだ。